高齢者の熱中症 室内でもキケン!予防と対策とは


 



 

 

毎年6月辺りからジワリジワリと蒸し暑い日が続いて来ます。そんな時に、奴らが押しかかってくるのです。

彼らの名前は熱中症!毎年多くの方が熱中症にかかり、病院へ搬送されたり、最悪の場合には三途の川を渡りきってしまいます。結構怖いんですよ~所さんも言ってますよね。

 

 

 

 

高齢者の熱中症 熱中症とは


 



 

熱中症の言葉は良く聞くけど一体どう言う事なんですか?と思っている方も大勢いるのではないでしょうか。

熱中症とは高温多湿の環境化に、人間の身体が適応する事ができない為に起こる身体の症状の総称を熱中症と言うのです。

 

 

めまいや火照り


 

好きな人を目の前にした時の症状に似ていますが、熱中症の場合この他に意識が遠のく、腹痛を起こすなどを引き起こしたりします。

ほほに手を当てて腰をくねらせている状態とは違うでしょ~

 

 

筋肉痛や筋肉の痙攣


 

手足の筋肉がつる・筋肉がピクピクしている等の症状を起こしたりもします。

筋肉自慢している訳ではないので、察してあげましょう。

 

 

身体がだるい・吐き気がある


力が入らない。吐き気・腹痛・頭痛が伴う事もあります。

 

 

汗のかき方が異常


汗が滝のように流れる。暑いのに全く汗が出ていない。等の場合は熱中症かもしれません。

またはサイボーグかもしれませんね。

 

 

体温が高い・皮膚の異常


体温が通常よりも高くて皮膚に触るととても熱い。「俺は燃えてるぜ~!!」と言ってたらまだ大丈夫です。

 

 

 

高齢者の熱中症 なぜ高齢者は熱中症になりやすいのか?


 



 

 

毎年のように熱中症の症状を訴えて病院へ搬送される方が多くいますが、実にその約50%近くが高齢者の方と言う事を御存じでしょうか?

ではなぜ高齢者の方が熱中症にかかりやすいのかを紹介しましょう。

 

 

1.体内の水分量が足らない

人間の構成物質は水が60%占めているのですが、高齢者の場合には最大で55%くらいの水分量しかありません。また喉が渇きにくい、水を飲むとトイレが近くなるから等の理由によって水分を摂取しないことが大きな原因です。その為に脱水症状を起こしやすくなるのです。

 

2.暑さ寒さの感覚が鈍くなる

高齢者の方は暑く感じるまで若い人と比べても10分以上気がつくのが遅かった等のデーターがあります。高齢によって身体の機能が低下しているために、寒暖の差がわかりにくい状態になっているのです。暑い場所に居てもなかなか気がつかずに体温だけが上昇して水分を奪い脱水に陥ってしまいます。

 

3.体温調整機能の低下

人間は汗をかく事で体温を調整しますが、高齢者になると体温調整機能が低下しているために汗をかきにくい状態になってしまっています。そのため体温が下がる事が出来ずに身体の中に熱がこもってしまう為に危険な状態になってしまいます。

 

4.持病を抱えている

高齢者になると何らかの病気にかかっている可能性は高いです。それが糖尿病や腎躁病などを患っていると、一気に重篤な症状になってしまう事も考えられます。また多少具合が悪くてもいつもの事と思いこんでしまい、対応が遅れるケースもあります。

 

 

高齢者の熱中症 室内での熱中症を防ぐには?


 



 

 

室内いれば太陽に当たらないから大丈夫なんて思っていたら大間違いです。太陽の熱は容赦なく室内の温度もあげて行きます。

 

 

1窓から入る日差しを遮断する

2.部屋の風通しを良くする

3扇風機やエアコンを活用する

4.温度計や湿度計を目につく所に置く

5.小まめに水を飲む

 

 

基本的には部屋の温度を下げて、水分を摂ることが大事です。

 

 

 

高齢者の熱中症 屋外で熱中症を防ぐには?


 



 

熱中症にならないようにと一番心がけるのは屋外にいる時ではないでしょうか。大半の方が一番注意している事だと思います。注意してても熱中症になる人はなってしまうのですけどね。

 

 

1.直射日光を避ける

2.水分補給は確実に行う事

摂取する水の温度は5~15度くらいの物が一番良いです。

3.運動する場合には涼しい時間帯を選ぶ

4.服装で体温コントロールをする(黒系の色より白系の色にするだけでも大分違います)

 

 

 

高齢者の熱中症 睡眠中熱中症を防ぐには?


 



 

 

熱中症は以外にも睡眠中にも多く起こる事がわかっています。また睡眠中なだけに死亡確率も高い傾向にあるようです。

 

1.寝る前にはコップ1~2杯の水を飲む

2.寝る前にアルコールは飲まない。(利尿作用が強いために脱水になりやすいです)

3.エアコンを活用する。(室温は28度と言っていますが、もう少し低い方がいいです)

4.寝具を通気性の高い物にする。

 

 


高齢者の熱中症 熱中症にオススメの飲料水や食事は?


 



 

 

熱中症対策と言うとスポーツドリンク等と言われますが、ホントの所はどうなのでしょう。

汗をかく事で体内からナトリウムがかなり放出されてしまいます。人間の身体にはナトリウムは重要な物質になります。

そうなるとナトリウムを含む飲料水が一番いいのですが、そこでスポーツドリンクの裏の表示に注目です。

ここにナトリウム100mlあたり40~80mgと書かれているものがいでしょう。

また糖分も腸内での吸収を早めるのに必要な成分ですから、多少の入っているのがお薦めになります。

 

 

熱中症対策の飲み物はなんとなくわかりましたが、食べ物はどうなのでしょう?

暑い時はどうしてもさっぱりした物を食べたくなってしまいがちです。その時、ビタミンB1・ビタミンC・クエン酸を摂れるような食事をした方がいいでしょう。

豚肉や赤ピーマンの他緑黄色野菜に果物としてグレープフルーツを一緒に取るメニューがいいでしょうね。

 

 

 

高齢者の熱中症 熱中症になった場合の対処法とは?


 



 

 

自分で熱中症になった時にはたぶんかなり重症化の一歩手前だと思います。そこまで行くまでの間に何か対策を練らなければなりません。

 

 

1.風通しの良い場所や冷房の効いた部屋に移動する。

2.衣服を緩めて風通しを良くする。

3.水分や塩分を補給する。

4.筋肉が痛くなったり痙攣するようなら生理食塩水を飲む。

5.めまいや倦怠感・吐き気等がある時は経口補水液やスポーツドリンクを飲む

6.身体に水をかけたり冷たいタオルを身体に充てて冷やす。

 

 

これを1人でと言う事は出来ないかもしれません。その場合は救急車を呼びましょうね。

 

 

高齢者の熱中症 まとめ


 

熱中症について紹介してきました。最悪は命にかかわるものですから、「こりゃ~ヤバいかも」と思ったら即座に行動する事がいいでしょう。とりあえずは水分の補給に徹することですね。外出する際には帽子などをかぶることも忘れずに。

 
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